【熊本地震】永村夏美さんのボランティア活動報告

「被災地センターくまもと」でのボランティア活動報告 (永村夏美 大阪「たびだちの仲間の会」登録ヘルパー)
7/1
夕方センターに到着。
ミーティングに参加する。
参加者は男性ボラ3名女性ボラ3名、事務局長の東さん、スタッフ岡崎さん、スタッフ田口さん、当事者Uさん。
本日の報告としては、軽度の聴覚障害で独居の男性の自宅の雨漏り修繕、50代統合失調症の男性の母親が息子さんを連れてセンターを訪問されたので相談支援センターにつなぐ、当事者Yさんの通院同行などであった。
東さんからボランティアに現状の説明などもあった。
東さんからのお話・・・
熊本市の手帳保持者は4万人。
そのうちサービス利用者は7千人。
3万3千人はサービスを受けていない。
震災が起きると身近な避難所に避難するが、その避難所が障害などの事由により使えない人は支援のネットワークからこぼれ落ちていく。
避難所には人、モノ、情報が集まりそこから復興へのプログラムに乗っていくが避難所にいられない人はそのプログラムに乗ることができず「目に映らない存在」になってしまう。
センターくまもととしてはそういう人たちを見つけて支援する。
また福祉サービスに繋がる前の段階の作業の支援をする。
例えば被災後に相談支援に繋がりサービスが利用できるようになったと言うがその人が暮らす家が被災してぐちゃぐちゃという場合、その片づけを支援する仕組みはない。
そのように行政サービスではカバーできないところを支援するのが被災地センターの目的(※わたしは以前からセンターくまもとの仕事を考える時「スキマ産業」という言葉が思い浮かぶ。産業といっても儲けているわけではないですが)。
熊本市の手帳保持者4万人のうち行政が行った安否確認は9千人。
身体3級以下、知的B2以下、精神1,2級以下の”軽度”の障害者は安否確認リストから削除された。
安否確認した9千人のうち半分しか会えていない。
東さんの指示で7月の第1週目か2週目にはセンターくまもとのSOSチラシを手帳保持者4万人すべてに点訳付きで送ることになった。
行政のお知らせと共に、他ボランティア団体の案内や行政の福祉窓口案内などと共に郵送する。
4万人のうち1パーセントでも400人なのでセンターに多数のSOS電話がかかる可能性がある。
4万枚のチラシが配布された後にセンターくまもとに沢山の個別ニーズが上がってくる可能性が大きいです。継続的なボランティア派遣が求められると思います。
続く

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