たったひとりのためにこんな遠くまで届けていただき恐縮しました。

ゆめ風基金さま
 こんにちは、岩手県遠野市のSというものです。
在宅看護の生活約5年に及びます。病人は娘で、名前をMといいます。
中学2年のとき多発性硬化症を発症、5年後寝たきりとなりました。
電動ベッド、エアマット、吸引機、経管栄養食(胃瘻造設してます)、オシメ、ストマ。
3月11日の震災による停電、ガソリン不足による物資輸送の困難、で 上にあげた品目類の取り扱い、および入手に困難を生じました。その体験から発電機、買い置きの必要を痛感。 
直後ではそれらは手に入らずとも、数か月後になれば入手可能であろうと 高をくくっていた矢先に、
再びの地震(4月7日)発生。 県内全域で停電となり、なにか振出しに戻ったような雰囲気に包まれました。
我が家の敷地内に空き家がありまして、4月2日からそこを 被災地NGO協働センター(本部神戸、代表村井 雅清さま)の方々に貸しております。
停電時(4月7日)我が家の状況をみて、その方たちのひとりが ならばとゆめ風基金に電話して 発電機の手配をしてくれたというわけです。
4月8日の夕方5時ごろ、発電機が届きました。車のナンバーを確かめると 春日部とある。驚きました。
たった一人のためにこんな遠くまで届けていただき恐縮しました。
さらに届けてくれた方が、まるでほんのすぐ先からやってきたんですよ とわれわれに錯覚させるかのような態度をおとりになる。
患者の病歴や、現状の聞き取り方も こちらが答えやすいように聞いてくださる、その合間あいまに的確なアドバイスがある。
すばらしい方でした。 ことばでは言い尽くせないほどの感謝でいっぱいです。
おかげさまで、娘は落ち着いております。 
ありがとうございました。
もし教えていただけるのであれば、そのかたのお名前と連絡先を知りたいのです。
いただきました名刺は 理事の八幡さまとなっております。
八幡さまの活動の輪が 広がりますよう願っております。

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