先の記事から続き~第二報です。
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熊本から現地報告第2報
今日は熊本障害者労働センター代表の倉田さんが自らの運転で益城町を案内して下さいました。
倉田さんとは、ゆめ風基金ができる以前からの知り合いで「もっこす元気な愛」というドキュメンタリー映画に主演で出られた人です。
といっても映画はもう10年以上前の話ですが。
ただその時に、車の免許を取ると言っておられたのは覚えてましたが、足だけで運転するのを見るのは初めて。
めちゃめちゃ起用に上手な運転をされます。
益城町の被害のひどいところは、ことごとく通行止めになっていて、あまりよくは見られませんでしたが、古い家屋が多く、至る所で全壊の家が見られました。
ただ築年数の新しい家は、外見で見るだけではそんなに大きな被害はありませんでしたが、食器棚などがかなり大型ごみで廃棄されているところをみると、屋内の被害はかなりありそうだと想像できます。
総合体育館の中も見てきました。
受付と中におられた日本赤十字の方にゆめ風基金の趣旨を説明し、障害者の情報が連絡をお願いしますといいましたが、受付では名前と住所ぐらいしか把握していないので、障害を持つ人がいるかどうかはわからないとのことでした。
見渡した限りでは高齢者で車いすを使用している人はいるものの、障害者はいない感じがしました。(というか、遅れて障害者がやってきた場合、居るスペースがない感じでした)
ただ避難所運営はスムーズにできている感じで、地元ボランティアも多数いて、物資も好きなだけもらえる感じでした。
その後熊本障害者労働センターに戻りおにぎりをいただいて、倉田さんとはお別れ。
その後、福田君と二人で熊本学園大へ行ってきました。
熊本学園大には村上市会議員(当事者)も避難していて、久しぶりの再会。
東弁護士(車いすユーザー)は物資担当、毎日ここへ駆けつけ支援をしている様子でした。
昼間だったので熊本学園大の学生さんも多数いました。
東さんに案内してもらいましたが、東さんは一人一人の障害者に丁寧に声掛けしておられました。
東さんと同僚の女性弁護士も東さんをしっかりサポートしている感じでした。
ここの障害者は主には「ヒューマンネットワーク熊本」の障害者ですが、そこに属していない障害者も避難してきているという感じでした。
一時期は一般の人も含めて800人ほどの避難者がいたということですが、今は少し減っている感じです。
それでも600人以上の人が避難をしていて、高齢者もたくさんいました。
熊本学園大は断水しておらず、トイレも普通に使える状態でした。
そのあと熊本駅前の様子を見て八代町へ。
東さんから山下さんという、「NPO法人とら太の会」の理事長を紹介してもらい、尋ねることにしました。
まず熊本駅前の様子。
飲食店はやっていない。
路面電車が一部区間を除き動き出している。
コンビニや土産物屋は、やはり水や食料がほとんどない(缶コーヒーなどはある)。
断水の影響がまだ大きいのかなと思いました。
八代町まではここから40キロほど。
しかし、ところどころ渋滞していて、移動に2時間もかかりました。
「とら太の会」の山下順子さんはこの圏域の「きょうされん」(全国の障害者作業所などが集まった団体)の役員もされている方で、加盟団体の様子なども聞くことができました。八代市内の事業所はほとんど被害がなかったとのこと。
ここは断水もしていないので、水をあちこちにもっていっているとのことでした。
「きょうされん」としては今日と明日で被害をまとめる方針。
かなり被害のあった事業所もあるという。
そういうところは利用者さんも被災をしている方が多いということでした。
西原村ともう1か所別なところの被害が大きいとおっしゃっておられました。
そこら辺のところは熊本市内の「NPO法人やまびこ」の篠原さんに聞けばよいとのことで、明日に訪問してみようと思っています。
帰りはファミリーレストランが開いているところがあり、ジョイフルというファミレスで食事をして帰りました。
しかし帰りも相変わらずの渋滞。
少し抜け道を使っても宿舎にたどり着いたのは夜の9時でした。
また情報が入り次第、お伝えします。