特定非営利活動法人 ゆめ風基金

特定非営利活動法人 ゆめ風基金

〒533-0033:
大阪市東淀川区東中島1-13-43-106

TEL:06-6324-7702
FAX:06-6321-5662

MAIL:info@yumekazek.com

障害者救援活動にご協力ください

障害者救援金
送り先
郵便振替口座
00980-7-40043
ゆめかぜ基金
その他の振込方法

ゆめごよみ風だより No.90 | 2020/1/25発行

阪神淡路大震災から25年。あれから25年、ぶったぁの歩み

社会福祉法人ぶったぁ福祉会 中谷 秀子

ぶったぁ福祉会のメンバー

1989年に「共同作業所ぶったぁ」が淡路島の北の端に生まれた。メンバー2名から養鶏を始めた。
1995年の朝、阪神淡路大震災が起こった。8名のメンバーと2名の職員は、翌日から作業所を開いた。通所している間に、それぞれの家族は自宅を片付けていった。家が壊れた2家族は、新しい家ができるまで交代してぶったぁの施設内に住んでいた。
私たちの町は、幸いにも死者も出ず、インフラも飲食物も大丈夫だった。代表の中谷勇一は、自転車にいっぱいの荷物を載せ、被害のひどかった神戸方面に向かってフェリーで渡った。悲惨な状況を何日もテレビで見ていた記憶がある。
ゆめ風基金の募金がぶったぁにも寄せられ、崩れた山や道、鶏舎の改修に使わせていただいた。
2006年にNPO法人ぶったぁ福祉会を設立し、ケアホームぶったぁ「ここから」を建設した。翌年4名のメンバーと2名の職員が暮らし始めた。最初はメンバーの奇声や行動に驚いたご近所の方々も、やがて慣れ、親切に声をかけてくれる。今は、グループホームは3か所になり、女性の家もある。
日中活動は、養鶏から菓子やパンを焼くようになり、市内に配達するようになった。作業所は、就労継続支援B型と生活介護の事業を多機能施設「障害者支援センターぶったぁ」として、淡路市から無償貸与で借りた新たな施設で開設した。
2014年に、「食堂ひとやすみ」が開店した。花博開催後に周辺が整備され、夢舞台(地名)に聖隷淡路病院ができた。その隣の土地に、新生薬品さんが薬局とコンビニを開店させ、その横に食堂の建物を建設して無償で貸してくれたのだ。
2016年には、ぶったぁは、NPO法人から社会福祉法人に認可された。その後、淡路市から借りていた建物が、老朽化により使用が危険になって引っ越しすることになった。
2018年10月、ぶったぁ福祉会と、町内会の方々の応援の要望書によって淡路市から幼稚園の跡を借りることができた。やまぶき財団の助成や多くの方々のカンパで改修工事を行い、広い部屋や新たな機械を備えたパン工房ができた。
修理を繰り返し乗っていた車も、やまぶき財団や木口財団の助成で新車を購入し、送迎も配達も安心してできるようになった。
2019年10月から、新たに相談支援事業も始め、現在、社会福祉法人ぶったぁ福祉会は、4つの事業を行い、メンバー31名と職員33名が活動している。
震災から25年たち、ぶったぁの施設も町も変わった。メンバーも職員も年を重ねたが、笑顔で生きてこられてよかった。感謝しています。

©ゆめ風基金