特定非営利活動法人 ゆめ風基金

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ゆめごよみ風だより No.88 | 2019/9/12発行

東京イベント報告

第14回ゆめ風であいましょう「近くて遠いもの自由」

7/6 板橋区立グリーンホール

理事 橘高 千秋

開演20分前から牧口代表は200人ほどのお客さんを前に、阪神淡路大震災が起きてゆめ風基金が発足したエピソードを語り出しました。
開演時刻となり、六文銭の小室等さん、及川恒平さん、四角佳子さん、こむろゆいさんが登場。ワクワク感が立ち上る中でライブが始まりました。「ボクは麦を知らない」、「私は月には行かないだろう」、「世界はまだ」、「熱い風」、「飛行船」、「永遠の歌」、「歌っていいのだ」、「道」・・。(「飛行船」は放送禁止歌曲だとか)。どの歌も演奏も素晴らしいのですが、特に「歌っていいのだ」は目頭が熱くなるほど勇気が湧き出るものでした。あたたかく、美しく、時におかしく厳粛な4人の言葉とハーモニーはかけがえがないものだと改めて思いました。
後半の鼎談では、詩人のアーサー・ビナードさん、小室さん、牧口さんが自由について語りあいました。牧口さんが「僕らはよく足が不自由って言われるけど、考えてみたら、障害者に言われる不自由はちょっと違う。足が不自由とか、耳が不自由とか。これは実は不便なんよね。それがいつの間にか本人の責任にされてしまっている。周りの環境が不便なんよ。だから周りが便利になってくれればいいだけのこと」と口火を切り、社会の責任、自己責任について話が展開。ビナードさんは「世知辛い」という言葉について話し出します。90年に来日してこの言葉を知った時、全部本人の責任にしない「いい言い方」だと思ったが、だんだん聞かなくなり、世の中が劇的に世知辛くなった。今は「生き辛い」をよく聞く。「世知辛い」は社会の問題だという認識が底にあり、そんな社会を変えていこうよ!となるが、生き辛いはあなたの処世術が悪いと個の責任にされてしまう響きがあると。
そして、自由を語る英語詩を日本語に訳す時とても悩む、自由という日本語に責任がもてないと話します。自由主義経済という言葉をはじめ「自由」という日本語ほど悪用されている言葉はないと。最後に、ビナードさんはプレベールの詩「自由地区」を朗読。それは、軍帽を鳥に換えた兵士の詩。敬礼しない兵士に司令官が「敬礼をしないのか」ととがめたが、鳥が「もうしない」と応えたという不思議な詩。みんなが「おかしいよ」「おかしいことはもうしない」「おかしいことは変えてよ」と、あちこちで言い出すと自由に近づくのではないかと話しました。ビナードさん、牧口さんによって縦横に弾みどこまでも続きそうな話をまとめた小室さんに脱帽しました。
(ボランティア協力いただきましたご出演者、カタログハウスの学校、障害児を普通学校へ・全国連絡会、ひょうたん島、わらじの会のみなさまに心より感謝いたします。)

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