特定非営利活動法人 ゆめ風基金

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ゆめごよみ風だより No.87 / 2019/5/12発行

南海トラフ大地震に私たちはどう備えるか?

vol.07防災・減災リーダー養成講座で障がい者団体と共同

落合 美恵子特定非営利活動法人御前崎災害支援ネットワーク 代表理事。神奈川県川崎市出身。日本防災士機構認定 防災士。ふじのくに災害ボランティアコーディネーター。静岡県男女共同参画に関する知事褒章、中日ボランティア賞受賞。

特定非営利活動法人 御前崎災害支援ネットワークの設立

平成16年10月23日に中越地震が発生し、小千谷市などの被災地へ赴いたのがきっかけで、御前崎市民の災害に対する危機意識が希薄であることを痛感しました。一人でも死者(関連死を含む)を減らすためには、実際に被災地でボランティア活動した体験や被災者の声を伝え、災害に備える大切さを啓もうする必要があると考えました。
大規模災害に備えるため2007年、仲間を募り市民への啓もう活動と災害時に被災地で活動するために御前崎災害支援ネットワークを立ち上げました。

被災地でのボランティア活動から啓もう活動

東日本大震災ではボランティアバスを運行し、岩手県上閉伊郡大槌町で10回に亘るボランティア活動をさせていただきました。県立大槌高校の避難所では2Mほどの高さのカーテンで仕切られ、いかにも犯罪が起こりそうな過酷な生活でした。被災地では障がい者や女性、子どもたちが性犯罪やDV、虐待を受けるケースが多いことも知りました。
命を守り避難所で生活をしないために市民だけでなく、障がい者団体などに耐震補強、家具の転倒防止、ガラス飛散防止をすることを強く啓もうしています。

女性のための防災減災リーダー養成講座の開催

静岡県は自主防災組織の組織率がほぼ100%ですが、男性が中心となっていて女性が防災訓練の計画や備蓄の内容などに意見を言える状況ではありません。被災地で起きた障がい者や女性、子どもへの様々な問題解決には自身や家族が積極的に避難行動や避難所運営の計画段階から参画する必要があります。自信を持って参画できるように2013年から「女性のための防災減災リーダー養成講座」を開催し、専門的な知識を得ていただいています。

障がい者団体と共同

養成講座のプログラムには避難所運営訓練を設け、実際に身体・精神・知的などの障がい者の皆さんに避難者として参加をしていただいています。障がい者自身に災害を知ってもらい、避難所の生活を実体験できるように段ボールベッドや仮設トイレ、間仕切りの中に入ってもらうなどの体験コースを設けています。
障がい者の家族からは「避難所へ行けないことが分かりました。自宅で避難できるように耐震補強や物資を準備します」などの感想を頂き、何ができて何ができないかを確認してもらうことができました。受講生はリーダーとして被災障がい者への支援を考えるきっかけとなり、地元地域で活かしてくれると期待しています。
今後も障がい者団体と共同できる養成講座を企画し、南海トラフ巨大地震に備えていきたいと思います。

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