特定非営利活動法人 ゆめ風基金

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ゆめごよみ風だより No.86

台風21号報告初めて怖気づいた被災体験

岸和田市ぐっすら作業所川﨑(かわさき)優樹(ゆうき)

私は頚髄損傷で電動車いすを使用しながらマンションの2階で一人暮らしをしています。9月4日午後1時ごろ、泉州地域に台風21号が上陸し、甚大な被害をもたらしました。私のマンションも停電と断水の被害にあいました。当時一緒にいたヘルパーに外の状況を報告してもらい、初めて台風の被害の大きさに驚きました。その時はその後の生活に支障がでるなど微塵も思わず、夕方まで過ごしていました。日が陰り、暗がりが部屋を包み込むころ、初めて漠然とした不安が脳裏をよぎりました。普段、おしゃべりな僕が口を閉ざすほどのパニックになりました。
午後7時ごろ、自立生活センター・いこらーのスタッフから電話があり自宅に駆けつけてくれることになりました。停電のためエアマットが使えず、夜間のヘルパーも居ないため、自宅での生活を諦め避難することを決めました。エレベーターが使用できず、2階から降りるために人手がいるため、急遽連絡したにも関わらず、昔からの友人が駆け付けてくれ、電動車いすを5名で1階まで降ろしてもらい、車で隣町のいこらー代表の東谷さんの自宅へ向かいました。翌日には自宅の停電と断水は復旧し、避難生活は一晩で終わりましたが、このまま避難生活が長引いてしまうことを考えるとどうなっていたのか想像がつきません。
今回の被災体験で感じた課題は二つあります。事前の防災計画と、普段からの地域の人々の繋がりの必要性です。この課題を胸にさまざまな活動に取り組んでいます。

台風21号報告屋根と雨漏り

大阪市(社福)ゆうのゆう 理事大槻(おおつき)瑞文(みずふみ)

雨漏りが続く施設内は紙オムツで覆われました

暴風に耐えきれず不気味な音を立て、プールほどもある大きな重い屋根(鉄骨造)が落下しました。重症心身障害者が多く通所する生活介護施設「デーセンター夢飛行」(大阪市西成区・定員31名)の屋根全体が落ちるというまさかの被害。
暴風のなか通行人や車両がなかったことは幸いでしたが、台風後に続く雨、雨、雨…。雨漏りはどんどん広がり、日を追うごとにあちらからこちらから。施設内を紙オムツで覆っても追い付かず、停電で暗い施設に泊まり込んだ夜、新たな雨漏りの音を聞く度、途方に暮れました。
一方嬉しいこともありました。屋根の応急修理では業者も大きなブルーシートが品薄のため手に入らず、すがったのは岩手のNPO「響生」(ひびき)さんでした。すぐにブルーシートを宅急便で送ってくださり感謝感激。東日本大震災での支援以来互いに行き来する関係でした。多くの方から様々な応援をいただき、約1ケ月半後には屋根が復旧、通常活動を再開しました。
雨漏りの間、区民センターや統廃合された小学校の利用を大阪市にお願いしたのですが、「罹災証明なら区総務課で」「そんな制度はない」「施設がダメならヘルパーの時間増で」とつれない返事。時間数を増やせば、医療的ケアを必要とする重症心身障害者のヘルパーがすぐに確保できると思われていることに驚く以上に、「福祉避難所設置や地域連携を福祉計画で位置付けている割には、行政ってこんなもんなのね」とブルーな気分が…。現在はオーナーと新築の相談中。災害に耐える新しい活動拠点を模索、検討しています!

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