特定非営利活動法人 ゆめ風基金

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ゆめごよみ風だより No.85 / 2018/12/1発行

続けて4つの大災害、
「ゆめ風」問われています

代表 牧口 一二

なんとナント、この2か月半の間に日本列島は大阪北部の地震、愛媛・広島・岡山・近畿とつながる豪雨、そのあと台風21号の猛威が列島を縦断、そして北海道の胆振(いぶり)地方東部の震度7の地震と、4つもの自然災害が襲ってきました。次から次のことだったので、どの順に来たのかさえ混乱してしまい、時系列を事務局に教えてもらったしだいです。
どの災害も傷跡は深く、復興はこれからの感ですが、この原稿を書いている時点で、北海道は毎日のように大地が揺れ続けていますし、ボクの暮らす大阪では台風21号で樹々や電柱が倒れ、さまざまな物がゴミとなって散乱し、信号機があらぬ方向のままという、まだまだ車いすで通れない横道があちこちにある状態です。
とくに6月18日の大阪北部地震とそれに続いた28日からの西日本豪雨災害は、被災地域が広範にわたり現地に入り込んで障害者個々の状況を知るのはとても不可能なので、どこで、どのような障害者が孤立状態を強いられているか気が気でなく、事務局と理事会で話し合った結果、いままでにない試みの実行に踏み切りました。それは障害者がいる家庭に福祉事業所や障害者団体を通じて見舞い金5万円を届ける企画です。名乗り出てもらう障害者は自宅に床下浸水以上の被害があった人で、事業所や団体に属していない人にはこちらで紹介することにしています。どうか孤立している障害者が見つかりますように。
現在(9・20)、大阪北部は呼びかけがやや遅れたため、まだ申請は届いていませんが、愛媛・広島・岡山などから700人以上の申請が届いていて、事務局はダブりや間違いがないよう汗だく状態です。いま、ふだん何の組織にも属してなくて避難所で孤立していた障害者が見つかったり、人工呼吸器の必要な障害者が避難所に行けないで車で過ごしていることが分ったりしています。

また、多発する災害に「ゆめ風基金」へのカンパも減っている今、「こりゃ大変!」と仲間の障害者団体が立ち上がってくれました。小さな呼びかけから始まったのですが、瞬く間に東は宮城の2つの障害者団体、西は愛媛の自立生活センターと29ヵ所にのぼり、8月20日午後6時からの2時間いっせいに街頭カンパを決行。のべ300人ほどの参加だったそうです。そして「ゆめ風」に総額100万円を超えるカンパを届けてくれました。全国の多くの人たちから23年にわたり提供いただいた基金が、間違いなく全国の障害者に届いてきた実績が、障害者の仲間たちに信頼してもらった証しです。

そんな1つの現れですが、大阪在住のAさんが、台風21号で3階の吹きさらし廊下で使っていた洗濯機が吹き飛ばされて壊れてしまい、生活保護で蓄えもなく困っておられ、ケースワーカーの人が「ゆめ風さんに相談してみたら」とのことで連絡がありました。急きょ、理事・監事12名に連絡し、了解が出て、電気店から見積もりも取り、ご本人とケースワーカーさんがゆめ風事務所に来られて、新品を購入する代金を手渡すことができました。事務局は「ゆめ風らしいことができた」と喜び、Aさんは「本当にお金を返さなくていいんですか」と安堵されて帰っていかれたとのこと。

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