ゆめ風基金

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ゆめごよみ風だより

No.822018年2月6日発行

東北訪問報告 vol.2

八幡 隆司

東北地方で、現在でもプレハブの仮設住宅で生活している人々は岩手県で6,758人、宮城県で5,042人、福島県で4,857人(2017年10月末現在)。プレハブの仮設で、7回目の東北の厳しい冬を迎えるというのがどれほど過酷なものか、本当に心を痛めてしまいます。

もと被災地障害者センターの活躍

東北地方沿岸部には、震災当時被災地障害者センター(以下、「センター」)として活躍していた拠点が岩手に2か所、宮城に1か所と、計3か所ありました。その3か所を訪問してきました。

岩手県については、宮古市のセンターは現在、NPO法人結人となり障害者の生活介護と日中一時支援事業を行っています。大船渡市のセンターは現在、NPO法人センター123として就労継続B型事業を行っています。また宮城県については、登米市のセンターは現在、NPO法人奏海の杜として放課後児童デイサービスと日中一時支援事業を行っています。

どこも苦しいながらもなんとか利用する障害者メンバーが定着してきていて、被災地で定着した事業になりつつあり、被災者に寄り添った活動をしています。

ゆめ風基金は、東北関東大震災障害者救援本部を通じて、被災地障害者センターに対し震災後5年間は運営費補助を行ってきました。またその後は新たな建物の建設費、改修費などをお届けすることで寄り添ってきました。

また、センターとは別に、岩手県大船渡市のかたつむりという団体に対しては、津波により障害者の交流拠点が流されてしまったため、被災当初から応援をしてきました。かたつむりは年々利用者が増え昨年には建物を新築して移転をするほどになりました。

ゆめ風基金は新築移転には関わっていなかったのですが、「被災直後のゆめ風さんの応援があったから今があると思ってる。だから新築記念のプレートにもゆめ風さんの名前を入れさせてもらいました」とありがたい言葉をいただきました。

東電保障がない障害者作業所

福島の原発事故の影響では、現在でも多くの障害者拠点が苦しんでいます。今回は、福島市のNPO法人あおばを訪ねました。

あおばは、2006年から地域活動支援センターとして、福島県双葉町で活動していました。2011年3月の原発事故以前には、浪江町から6名、双葉町から4名、富岡町から1名のメンバーが、あおばに通っていました。しかし事故後、国からの避難指示もあり、メンバーは県内6市と県外4市に散らばりました。

2012年、あおばはとりあえず福島市内での事業再開を決めました。しかし事故以前に国の事業として運営していた事業所には東電からの補償金がありますが、あおばのように市町村事業として運営していた事業所に対しては、東電は全く補償金を出していません。加えて、福島市への移転後、双葉町からの補助金は震災前の2分の1になり、移転後は苦しい経営状態が続いていました。

そのため地域活動支援センターとしての運営継続が難しくなり、2016年4月から広い建物を借り直し、就労継続B型の事業所として運営を始めています。

今回の訪問では、ゆめ風の被災地助成の仕組みを説明し、移転にかかって発生した改修費用の助成申請をいただくよう、あおばの方にご案内しました。

ゆめ風基金は、今後も東日本大震災および原発事故で被害を受けた障害者への支援を継続していきます。引き続きお困りの障害者事業所などの情報をお寄せいただければありがたいです。今後ともよろしくお願いします。

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