ゆめ風基金

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ゆめごよみ風だより

No.812017年12月8日発行

一本松茶屋からの風景、土砂が高く積み上げられている

東北訪問速報!

八幡隆司

未だ3万軒を超える仮設住宅が存在しているという東日本。震災から6年半が経過した今も被災そのものの状況はあまり変わっていません。今回現地から助成金の申請もあり、岩手、宮城、福島と訪問してきたのでその報告をさせていただきます。

進まぬ復興

10月16日から3泊4日で被災地を訪問してきました。初日についた岩手県宮古市では役所が津波被害にあったことから、移転工事が始まっていて、駅の裏は大掛かりな工事をしていました。

現在盛岡ー宮古間の列車は2015年の大雨の影響で土砂崩れが発生し、今も動いていません(本通信が届く12月にはようやく再開の見込みです)。また宮古ー釜石間も津波被害により未だ不通であり、こちらは来年にJRから三陸鉄道に事業者を変えてようやく再開するということです。

岩手で被害の大きかった山田町、大槌町、陸前高田市などを回ってきましたが、やはり流された街の復興には程遠い状況です。山田町は地面のかさ上げをせずに10mほどの堤防を整備する計画を進めていますが、スーパーの移転や市営住宅の建設など一部が進んでいるだけです。陸前高田市は堤防とともに町全体も10mほどのかさ上げを行っていて、大半がいまだ造成中です。

建設中の堤防。これまでは向こうに海が見えていた

全村避難の川内村

4日目に訪れたのは福島県川内村にあるサロンどじょうです。川内村は村内全体が原発から30キロ圏内にすっぽりおさまるところに位置しています。一時は全村避難のため、入所施設にいた障害者も施設から出て家族とともに村外へ避難しました。

しかし1年たって帰村宣言が出されました。住民登録人口の3,038人のうち2,196人が帰村しました(2017年9月1日現在)。しかし入所施設にいた人たちは施設が運営を辞めたので、行くところがなくなってしまいました。そこでとりあえず障害者の居場所づくりをしようということで立ち上げられました。未だ正規の福祉サービスにはなっておらず、国の震災支援事業の補助金で運営しているが、それも間もなく打ち切りになるので早く就労継続事業としてスタートしたいと話されていました。

次回にもう少し詳しい報告をさせていただきますが、本当に復興には程遠いと感じる訪問でした。

サロンどじょう、現在障害者8名ほどが通っている

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