ゆめ風基金

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ゆめごよみ風だより

No.792017年5月21日発行

東日本大震災救援街頭カンパ
6年の活動をおえて

取材・文 橘高 千秋

6年前の3月11日 未曾有の大災害が東北を襲った。500キロに及ぶ海岸線を津波が襲い、甚大な被害をもたらした。日本中の人々が、被災地を映すテレビ画面を固唾を呑んで見入った。余りの衝撃に誰もが「何か力にならねば」、「できることをしたい」と思ったのではないだろうか。

大阪で長く障害者支援活動を続けてきた柿久保浩二さん(NPO法人日常生活支援ネットワーク代表)も「なんかせないかん!」と、仲間に呼びかけて3月19日土曜、大阪なんば駅前でカンパ活動を開始した。初日は90人にのぼる障害者、関係者が参加し32万円ものカンパが集まった。この日参加したネットワーク職員の椎名さんが証言する。「道行く人々が真剣な表情で駆け寄り、お札を次々に段ボールで作ったカンパ箱に投げるように募金してましたね」。

震災3日後に、関西の障害者団体が集まって東日本大震災障害者救援本部が発足した。阪神淡路大震災の時の救援本部の顔ぶれに新しい人も参加して、結集して救援金を集め、被災地に届けることが決まった。同時に、ボランティアの派遣も呼びかけ、関西から長期に渡り多数の助っ人が駆けつけた。なんばでの街頭カンパ活動は、救援本部の重要な活動の柱となった。街頭カンパ活動2回目は1週間後の3月26日、3回目は4月9日、5月から7月まで月に2回のペースで行なった。8月からは毎月第2土曜の午後1時〜5時と決め、暑い日も寒い日も休みなく続けた。

参加者は、障害当事者、支援者たち。体温調節の難しい人、ストレッチャー利用者も何度も参加した。夏は直射日光、冬は木枯らしに耐えつつ、短時間でも被災地の障害者に思いをはせ参加した。2011年の秋から大阪ボランティア協会のボランティアが毎回参加するようになった。

左から2人目が柿久保さん。左端は伊良原さん

柿久保さんを支えたものは「あの大災害を忘れたらあかん」ということ。

「今、強く思うことは?」との問いに「この活動でつながった人とはていねいにつきあっていきたい」、「道行く人の千人に一人でも伝わればいいと思ってきた」と。

何度も参加した伊良原淳也さん(移動送迎ももくり基金)は、6年の移り変わりを「3年目から通行人に海外の人が目立つようになってきて、2015年後半から2016年にかけては外国人の方が多い印象だった。時の流れを感じる」と話す。

毎月の街頭カンパ活動は75回を数え、募金総額は5、290、022円にのぼる。

帰り際「毎月4時間、安全に気を配りながら続けるというのは並大抵の苦労ではなかったでしょう。本当にお疲れさまでした」とねぎらうと「今度災害が起きたらまたする」とぶっきらぼうに返ってきた。

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