ゆめ風基金

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ゆめごよみ風だより

No.782017年1月28日発行

熊本地震
なぜ福祉避難所は機能しなかったのか?
〜避難所の在り方を考える〜

事務局 八幡 隆司

東日本大震災で多くの福祉避難所が役立ったとして、それ以降、各自治体での福祉避難所協定締結の動きは急速に拡大しました。

熊本市は震災以前に176施設と福祉避難所協定を結び、1700人の受入れを準備していましたが、昨年4月14日に震災が起き、約1週間が経った20日の時点で福祉避難所で受け入れた人はわずか36人だったといいます。東日本大震災では福祉避難所のほとんどが震災発生当日、もしくは翌日に開設されているのと比べ、大きな違いがあります。また、市は地震発生時、福祉避難所協定をどこと結んでいるのかを公開していませんでした(現在は公開している)。そのため福祉避難所を必要とする人たちはどこに行けば良いかわからず、多動なお子さんを抱える親は「一般の避難所に行けば、他の人に迷惑がかかる」と車中泊をしている人がたくさんいました。4月25日段階でも熊本市の福祉避難所の開設状況は37施設にとどまり、多くの施設がマンパワー不足を理由に開設が困難な状況でした。

昨年ゆめ風基金が行ったシンポジウムで、ヒューマンネットワークくまもとの植田さんは、地震が起きた当初は「地域の避難所ではとても障害者が過ごせない」と感じたが、「地域の中で当たり前に生活していくのであれば、それこそ福祉避難所ではなく、地域の避難所にどうやって避難するかということを考えていくべきだ」と語っていました。

昨年4月に障害者差別解消法が施行されました。障害者の参加や利用が難しい場合に、「合理的配慮」を行い、利用しやすくする努力が求められています。即ち一般の指定避難所に、障害者が利用しやすくなる「合理的配慮」が今、求められているのだといえます。しかし「合理的配慮」をしてもなお指定避難所の利用が難しい障害者もいます。そういった人のためには直ちに避難できる場所として「福祉避難所」を開設する必要があります。

災害時にいかにマンパワー不足を補い、発災直後に福祉避難所を開設するかが課題です。行政と「二次避難所として福祉避難所協定」を結んでいたとしても、行政の要請によらず、障害者が避難を求めてきたらすぐに受け入れをしてくれる福祉避難所が求められています。

これまで私たちは、災害時、どこに支援を必要とする障害者がいるのか、探すことに苦労を強いられてきました。今後は支援が必要な障害者がどこにいるかということが分かり、すぐに支援に結びつけられるように願います。

中学生プロジェクト報告

事務局 福本 千夏

はじめまして、突然ですがクイズです。今日私がマスクをしている理由は・・「1カゼ2ギョウザ3カンセン」と教室に入り書きだす。市立摂津二中三年生のクラスで避難訓練の事前講習に今年も招いていただいた。車座ではなく時間も20分なので一瞬で教壇に集中してほしい。「はい三択です。風邪だからマスクをしていると思う人、手を挙げてください」と必死で呼びかける。大半の手が伸びる。「はい昨日私はギョウザ食べて匂うからだと思う人は?」には笑いながら「はい」手があがる。「では最後。えー私の障害が空気感染するからと思う人は?」何食わぬ顔を装い聞いてみる。二クラスの中で一人だけこれを選んだ。「すっすごい。あなたはみんなの前でたった一人の自分の意見が言える。でも、正解は二番のギョウザでした。おばさんの障害は脳性まひという名前がついていて、空気感染はいたしません。安心してください」「あっははギョウザやったんや」そうそう、人の話は聞いてみないとわからんもんでしょ。と、自己紹介から避難訓練時の注意事項を話す。ご協力お願いしますね、で、勇気あるあなた、いつかおばさんと握手などをしていただけたら嬉しいですと授業を終えようとした。「えっ何」と聞き返したその子の声に「いつ握手してくれるんですか?いうてはる」って微妙にニュアンスが違う女の子の通訳が入る。「そっそんなこと言ってないよ。大人になって機会があればの話です。皆さんの優しさに感謝します。当日もよろしく」という私の目の前に、なんとわざわざ席を立ち、照れくさそうに手を出してくれたのだ。「うわ」私のほうがビビッてしまい、おそるおそる人差し指一本だけ出す。当日は言うまでもなく、命を託される側・託す側の関係ではなく、命を支え合う避難訓練になりました。初めて出会った少しキャラが違う大人と車いすでの移動、互いに不安ではあるけれど笑顔が絶えない冬の体育館でした。

〜そよ風、つむじ風、六甲おろし〜

各地からの風だより

2016年10月〜11月より

  • 熊本被災障害者のために使ってください。年金からです(越谷市)
  • お便りの写真懐かしく拝見。永さんさみしいです(登米市)
  • 永六輔さんのラジオ番組を楽しく聞いていた一人より(厚木市)
  • 永さんが亡くなって本当に残念です。微力ながら遺志を受け継ぎたいと思います(加須市)
  • 永さんに番組で葉書を読んでいただき感激でした。花束をさしあげる気持ちで送金します(小倉市)
  • 永さんの邪気なき瞳に魅せられていました(東京都練馬区)
  • 落とした財布が出てきたので寄付いたします(東京都板橋区)
  • 自分の出来る支援を細く永く(さいたま市)
  • 熊本地震の状況、時間が経つほど訴え辛くなるのに詳細な報告ありがとう(東京都練馬区)
  • 阪神大震災後、基金がここまで大きくなったのは永六輔さんや小室等さんのお名前が大きかったと思います (横浜市)
  • 障碍者殺人に言いようのない怒りを感じます(高槻市)
  • ラジオの永さんの呼びかけがきっかけでした。ご冥福を祈ります(足利市)
  • 七月七日は忘れられない日になりました(弘前市)
  • 永さんの思いをずっと引き継いでいってください(府中市)
  • 地震に噴火に台風、軍事に使う余裕などないはずなのに (東京都港区)
  • 永さんの思いが皆様の心にしっかりあること頼もしいです(東京都荒川区)
  • また想定外の地域に大地震。少しでもお役に立てますように(加古川市)
  • 会報いつもありがとう!少しですが無理のない範囲で(神戸市垂水区)
  • 衝撃に負けず、へこたれず、力にかえて(相模原市)
  • 永六輔さまの御逝去は最大の悲しみです。最高のお方です(東京都杉並区)
  • 戦火や難民のニュースを目にするとそこにも障害者がいるだろうにと想像します(甲賀市)
  • 書いたものが雑誌に掲載されお小遣いをいただきました。半分こです(大田市)
  • 高槻駅前での街頭基金です(高槻市)
  • 緩和治療を受けているので続けられるまで(川口市)
  • 東北も熊本も鳥取も平穏な生活が戻りますように (大阪市平野区)
  • 永六輔さんはお寺の子なので「天国に行く」のは間違いだと何度も言われてましたよ(川口市)
  • タイの障害者と佐賀の障害者が協力して制作したコースターの売りあげを寄付します(多久市)
  • 障害者を中心とした「フレンド・フェアー」で集めたカンパです(四街道市)
  • 今年も夏祭りとバザーの収益を全額ゆめ風基金に託します(大阪市生野区)
  • いつも会報ありがとうございます。これからも岩手から応援しています (関市)
  • ほんの少しずつですが続けたいと思っています。皆様の働き「すごい」と感謝しています(海部郡)
  • 今日は雪が降り寒いです。このお金で温かい食料をお願いします(横浜市)
  • 世界がどんどん閉じていく感じがして辛い。厳しいハードルを飛び越えるか、もぐりこむか、何とか知恵を出し合って希望をつかみとりたい(甲賀市)
  • 年金生活ですが気持ちを送ります(松戸市)
  • お気遣いありがとうございます。今のところ大丈夫です(中津市)
  • 全国の皆様と心を通わせている気持ちです(東京都江東区)
  • 娘が亡くなって16年。一燈です(大阪市)
  • お届けできないときもありますが少しずつ歩ませていただきます(東京都大田区)
  • ささやかな幸せに感謝しながら、ふんばって生きたい(東京都新宿区)
  • 永さんが亡くなり淋しい年になりました。3年前に主人をなくしました(横浜市)
  • 熊本地震の際には、お便り頂きありがとうございました。今は自宅に戻り普段の生活を送っています。わずかですが誰かの役に立ちますように(熊本県阿蘇郡)

事務局からのお知らせ

昨年中にいただきましたご寄付の領収書を同封しておりますので確定申告にお使いください。

今年1月1日現在、大阪市、大阪府に住所を有する方は住民税の寄付金控除を受けられます。住民税控除のみ受ける場合は市・府への申告が必要です。

永六輔さんをしのぶ集いを3月26日に埼玉で開催します。ぜひご参加ください。

お問い合わせは事務局まで遠慮なくお寄せください。

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