ゆめ風基金

特定非営利活動法人 ゆめ風基金

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ゆめごよみ風だより

No.572012年5月18日発行

被災障害者発!

人はもしかして

大船渡 さんりく・こすもす 里見節子

明日が見えなかったあの日。ここに住み暮らす人全てが、失う筈のないものを一瞬で失ってしまった震災でした。しかしその後、出会う筈のなかった多くの人に出会い、たくさんの愛をいただきました。何より気付かされた事は、人には弱い強いの区別はない事。人はもしかしてどんなことも乗越えていけるのではないかという確信でした。障害のある皆さんにむしろ支えられながら、この与えられた時を過ごしていきたいと思っています。ご支援に感謝いたします。

共に助けあって

仙台 心のネットワークみやぎ 佐川美紀

心のネットワークみやぎと宮城精神しょうがい者団体連絡会議の仲間達は、この生きづらい世の中、精神を病む仲間と助け合って生きてきました。そうした私達の生きざまより、震災で心がなえている方のお力になれる面があると考え、心のピアサポート相談電話を始めました。このような非常事態には、健常者も障害者もないと思います。お互い心が壊れそうな時こそ、絆を思い起こすべきです。全国の皆さん、震災で繋がった心を忘れないでください。

どんな逆境においても

宮古 ワークハウスアトリエsun 刈屋 百恵

震災で津波1mの浸水を受けました。利用者、職員の多くが家や車をなくした中、職場の片付けに追われました。当時はどこから手をつけていいのか全く分からない状態でしたか、日本全国から支援をいただき、なんとか授産活動を継続してきました。現在は仮店舗で活動を続けています。今回の震災で、どんな逆境においても人々の支え合いで困難は乗り越えられると感じました。今後は地域の人と交流できる場づくりを目指して地域の復興に役立っていきたいです。

普通の日々

田野畑村 ハックの家 竹下 敦子

2012年3月11日、私は息子とゆっくり遊んだり家事をしたり、本当に普通の1日を過ごしました。普通がこんなにも愛おしいと思った日はありませんでした。ハックの家に通ってくる障害を持った方々にも何をしたのか聞くと、「買物に行った」など多くが普通の1日でした。本当の意味で全ての方が「いつもの日常」を送れるように、皆様にご協力いただくことも多々あるかと思いますが、私達なりに頑張って行きたいと思います。

温かい人の繋がりが
生きているところ

被災地障がい者センター宮城県北 太齋京子

震災直後は、荒野を目の前にして今を生きるのに精一杯でした。しかしその後学校が再開し、仮設住宅や仮設商店街もでき、被災地にはゆっくりと日常が戻ってきています。

全国の方々からたくさんご支援をいただき、絆に感謝すると同時に、この地域はそういった温かい人の繋がりが生きているところだったと、改めて良さも感じています。まだまだ復旧には程遠い現状ですが、先には前より輝いた未来があると信じて、進んで行きたいと思います。

笑顔が戻ってきました

浪江町〜二本松 アクセスホームさくら 渋谷久美子

原発事故により利用者・職員共にバラバラになり、私達が生きがいを感じて働ける場所は、なくなってしまうと思いました。しかし様々な方々のご支援や、何より利用者・職員の「また皆と仕事がしたい」という強い気持ちにより、避難場所で再開することが出来ました。まだまだ心配事はありますが、今は以前のように利用者さんの笑い声が事業所に戻ってきています。人の強い想いと支え合いが、今のさくらを支え、前進させてくれています。

一番つらい時に
来てくださった事、忘れません

山元町社会福祉協議会 工房地球村 田口ひろみ

私は震災を経験して、人と人との繋がり「絆」を強く感じました。「障害者どころじゃない」というのがその頃の上司の指示。自分の考えが正しいのかさえ見えなくなっていた一番つらかった時、全国からの助けに、私は前に進む勇気を頂きました。被災地となっても、障がいのある方々が、これまで以上安心して生活していけるよう、柔軟な支援が必要と痛感します。この度のご縁でご指導頂いた事を忘れずに今後の職務に取り組んでいく所存です。これからもよろしくお願いします。

決して一人ではない

仙台 フリースペースソレイユ 菅井

昨年、発生した東日本大震災は、誰もが予想もできない未曾有の大災害をもたらしました。この経験を通し私たちは、決して一人ではないこと、そして人の心の温かさを知りました。 あれから一年が経過し、心を一つにして復興に向けて、動き始めています。

全国からたくさんの皆様からご支援をいただき、私たちの施設は新しく生まれ変わります。そして、新たな仲間も迎え、より一層元気に楽しく活動していきたいと思います。

当事者が切り拓いていく

仙台 みどり会 今野真理子

現在は拠点を持ち再建の道半ばにおります。利用者と共に一から作り上げ、以前よりも更に信頼関係が強くなりました。当事者は震災時生きるしなやかな強さを見せてくれました。「生きているだけで丸もうけ」と視点が変わり自身の人生と丁寧に向き合うようになりました。症状の改善にも繋がり生活環境や発想の転換で大分好転する処を目にしました。皆さんは切り拓いていく力をお持ちです。その力を全国の仲間たちの心に留めて欲しいです。

海に生きる町づくり

被災地障がい者センター宮古 杉田美由紀

2011年3月11日の次の日より夫と私は叔父家族の捜索活動を開始した・・。

叔父家族は妻と40代の障がいを持った息子と3人で暮らしていました。息子が障がい者ということから奥さんは周囲の目を気にしてほとんど外へ出なかった。そして大津波のあったあの日も外へ出ることなく真っ黒な津波の渦の中へ飲み込まれてしまいました。私は4月より被災地障がい者センタースタッフとして働いています。今回の経験を胸に被災地の障害者の方のために地域コミュニティづくりや安心して住める町づくりに力を注いでいきたいたいと思っています。

当事者の力で乗り越えられる

相馬 ひまわりの家 山下剛

東日本大震災を経験して、私たちが皆さんにお伝えしたいことは、その人の人格を尊重して自分のことは自分で決められる環境が身近に整っていれば、地域社会で生活をしていくことは可能であるということです。今回の震災により、精神科医療は崩壊し危機的な状況に陥りながらも、この震災を乗り越えられたのは、当事者たちが持っている力(エンパワメント)のおかげだと実感しています。私たちが考えている以上に力を持っているということなのです。全国の支援者の皆さん、当事者の力を信じていろいろ挑戦をさせてあげてはいかがですか。

大阪発!

“ずーっと続けるカンパ活動”
今、試される私たち市民の力

NPO日常生活支援ネットワーク 柿久保浩次

東日本大震災で被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。

震災から1年が経過した今も、多くの方々が「元の生活」とは言えない不自由な生活を強いられているという重たい現実があります。

私たちは1995年にあの阪神大震災を経験していますが、今回の大規模地震、津波、原発事故ははるかに大きく、復旧、復興の具体像がなかなか見えてきません。

「これではいかん」と、大阪難波でのカンパ活動をはじめ、仙台や石巻などの拠点と連携しながら、被災された方々への生活相談や、中古福祉車両の寄贈、そして地域の移動制約者への移動を支援するための運転協力者講習など、できることから取り組んできました。今、私たちの力が試されています。被災された方々は、もとの日常生活を取り戻すように動き始めています。“ずーっと忘れない”“ずうーっと続けていく”災害支援活動でありたいと思います。そのためには、ひと・もの・カンパ、どれも不可欠です。地道な取り組みですが、息長く続けていきたいですね。(大阪街頭カンパ活動 2011年3月19日から難波駅前で23回実施 参加延べ185団体772人 カンパ総額2,252,798円)

第二回「東北⇔関西ポジティブ生活文化交流祭」
いい祭に育ってます

NPO日常生活支援ネットワーク 椎名保友

3月25日大阪扇町公園には500人を超える仲間が集まり、作業所がチャリティ出店してくれた食べ物を舌鼓みながら、みんなでおしゃべりしあえるような祭となりました。

第一部は、様々な障害事情のある人々と市民ボランティアが一緒になって企画した「まちなか被災シミュレーション」〜都市で被災した場合、どのような想定が必要か〜を考えながら、みんなで歩きました。第二部は、この一年の取り組みをお互いに自分の言葉で確認しあう「100人しゃべり場」を石巻や仙台からのゲストも交えて発表し合いました。支援や救援を「する」「される」ではなく、事情や生活背景の違う東北の人と関西の人が双方向にお互い知り合うことから、新しい流れやつながりが生まれるきっかけになればと思っています。第三回は今年11月23日に開催予定です。

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