ゆめ風基金

特定非営利活動法人 ゆめ風基金

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ゆめごよみ風だより

No.482010年3月3日発行

ハイチ大地震の被災障害者に100万円の救援金を送りました

被災して両足の大怪我を負った女性とその処置をする医師
Whirlwind Wheelchair Internationalウェブサイトより

1月12日午後4時53分(日本時間13日午前6時53分)ハイチを襲ったマグニチュード7.0の大地震で22万人が亡くなり、被災者は全人口1000万人の3分の1にあたる350万人前後、被災地中心部では建物の8〜9割が損壊し、今もテントに暮らす被災者は120万人と伝えられます。

ゆめ風基金は次の救援活動に総額100万円の救援金を送りました。

Whirlwind Wheelchair International
障害者が設立した車いす製造の技術指導をする団体で、中南米で評判のよい「舗装してない道でも楽に使える車いす」を被災地に贈る活動をしています。DPI日本会議、アジア・ディスアビリティ・インスティテート(ADI)中西由紀子さんのご協力をいただいてつながりができました。
支援の少ないレオガン地区でドミニカ共和国のNGOネットワークや地域コミュニティと連携したメキシコNGOクワテモックさんの活動
崩壊した病院跡地で医療スタッフや障害者、高齢者、孤児の福祉施設と連携しながら最も困難な人を重点に支援。神戸・被災地NGO協働センターを通じてつながりができました。

ゆめ風基金の救援金には、仙台の自立生活センターCILたすけっと及び箕面の豊能障害者労働センターほかから贈られた募金が含まれます。寒風の中、街頭募金を実施した「たすけっと」及川さんのレポートを掲載します。

ハイチ地震救援募金活動をしましたCILたすけっと 及川智

CILたすけっとのメンバーたちはショッピングモールのピロティで募金活動を行った

CILたすけっと(宮城県仙台市)では、ハイチ大地震で被害に遭われた障がい者支援のための救援募金活動を1月28日に行いました。事務所近くのショッピングモールにたち、事務所にインターンシップで研修に来ていた中学生とともに、募金を呼びかけました。

大規模な災害であればあるほど、障がい者・高齢者・こども・病気を持つ人たちへの支援は後回しになりがちです。そうした方々に届けたいと考えました。

最初は緊張からか声が小さかった中学生の皆さんも、「ハイチで被災した障がい者のための募金にご協力ください!」と積極的に呼びかけていました。2時間弱の活動でしたが、22,000円余の義援金を募ることができました。

今後も募金活動を展開していきたいと考えています。さし当たって2月21日に第2回の街頭募金活動を行います。最後になりますが、地震で亡くなった方々のご冥福とともに1日も早い復興を祈念しております。

15年経って 今、思うこと

自助、共助は任せとき!それで公助はどうなるの?!

この瞬間にもあの揺れが襲ってくるのではないかという底知れぬ不安から、時を経た今も逃れられずにいます。

足元の大地が揺れたあの日からはや15年。追悼の集いに出かけてはみたものの、溢れる涙を知り合いにさとられないよう、ろうそくの献灯もせず、そっと帰ってきてしまいました。

家といわず、人といわず、風さえも焼きつくされたその場から逃げ帰った先は、皮肉にも、防災都市神戸の再開発でそびえたつ、その街の高層マンションでした。

実は昨年、作業所の利用者をたてつづけに失いました。2人の死はずいぶんの時間をつかって知らされることになり、その顔がろうそくのむこうに震災で亡くなった利用者の顔と重なってみえたのです。

あの日からいったいなにが変わって、なにが変わらなかったのか、自らに問うことになります。

人、仕事、コミュニティと失ったものは大きく、全焼・全壊からのマイナスからの再出発は、直後のすばやい援助はもとより、さらにたのもしい継続した支えがあったからこそできたものです。

“自助”“共助”“公助”といわれます。自助はたくましかったこと、共助はあの日からさらに強くなったことは明らかです。あの時と大きく違っているのは、絆・ネットワークの力強さでしょうか。

あいかわらず、作業所に震災前のような安定した仕事はなく、その運営はこの国の貧しい障がい者福祉施策に翻弄されていますが、この4月から福祉サービス事業所として再々出発します。

長田の街に、右のこぶしを高くかかげた鉄人28号がすくっと立っているように、ひ弱な苗木はしっかりこの街に根づいて太く育っています。

田中たなか雅子まさこ
1954年神戸市生まれ。1993年よりシティライト職員、長田むつみ会職員として現在に。長田むつみ会は全焼、利用者2名失う。半年後再開するも区画整理のため移転し現在に。

ネットワークの確かさと若い力に感無量

毎年のように、1月17日を迎える前後あたりからあの日の出来事が年々マスコミにとりあげられる時間が減ってきているように、私自身の記憶もだんだんとうすれつつある。

私は、神戸市内でも比較的地震の被害の少なかった北区に住んでおり、数時間の停電被害しかなかったので、まさかシティライトのある兵庫区や、メンバーたちがくらす街が、あれ程大きな被害を受けているとは思ってもいなかった。しばらくしてテレビに映し出された神戸の街はすでに火の手があがっていたが、まだまだのんきに仕事に行こうとしていた。それからの事はマスコミの報道、障害者関連は被災地障害者センター、ゆめ風基金を中心に情報発信されているので、皆さんよくご存じのことと思います。

つい最近、他の作業所で働く職員が、「震災の時障害者の人たちは何が大変でしたか?」と質問され、「地震があってもなかっても障害者はいつも大変なんや」と答えられたという記事をよみ、やっぱりそうやなぁ、とすごく共感した。

私が障害をもつ人たちとつき合い始めた30年前は、まだまだ障害者は家の中にとじこめられているか、施設に入って福祉の恩恵をうけるかぐらいの生活の選択肢しかなく、その施設で入所者のお世話をするのが世のため人のためと、私は児童入所施設に就職したのです。

ただその年が1979年で、養護学校義務化反対闘争の激しい時期で、良識ある先輩たちが、施設の子どもたちも地域の学校に通わせたいとがんばっており、集会やキャンプなどに参加したり、誘われたりしているうちに、とっても熱心に(カゲキともいう)活動する当事者、親や支援者の人たちと出会ってしまった。

障害があってもなくても、あたり前に地域で学び、くらし、働きたいという願いは、彼が言うように、いつも大変な思いをしてもかなえられないのが30年前も今も変わっていないのが現実である。

それでは15年前と今はどうか、震災をきっかけに、たくさんのボランティアと呼ばれる人たちが集結し、障害者や高齢者支援にとりくみ、数多くのボランティアグループ、NGO、NPOという団体が残り、引き続き支援を続けているのは私たちにはとても大きな力になり、なんといってもネットワークが出来、支援の輪が広がってきたのは30年前とは格段にちがっている。そして当時ボランティアとして支援してくれた若い人たちが神戸に残り、いろんな団体や作業所の職員となって、次の世代を支えていこうとしてくれているのは、とても心強くうれしいと思う。

末筆ながら、私のつたないとりとめのない文章を最後まで読んでくださった皆様、ありがとうございました。

山田やまだ弥生やよい
1957年鳥取県生まれ。1979年児童入所施設就職。1992年共働作業所シティライトの第1号職員となり現在に至る。

小室等コンサートイン讃岐ゆめ風ネット大活躍!

ギターを弾きながら、小室さんが熱唱する

11月24日 讃岐市社会福祉協議会の主催で、小室等コンサートが開かれ200人の聴衆が酔いしれました。冒頭、呼びかけ人代表としてゆめ風基金の活動を誠実な人柄そのままにていねいに説明してくださった後、90分間休憩なしで楽しいトークをはさみつつ歌う小室さん。深くてあたたかい歌声は心地よくて思わずほころぶ聴衆の顔。でも小室さんの歌は奥が深い。ぼんやりの私は一度聴いただけでは意味がよくわからないことがあるが、何日か経って突然歌声がよみがえり、じわーっとくることしばしばで、新発見の連続なのです。

ロビーではゆめ風基金の活動を紹介するパネル展示や販売コーナー、救援カンパコーナーなどゆめ風一色の中、ゆめ風ネット香川の小学生メンバーが熱心に参加者に呼びかけてくれました。

事務所の窓から

震災から15年、ゆめ風基金が発足して15年。無我夢中の日々。あの日、ニュースの度に増える被害規模に多くの人が胸をふさがれたのではないでしょうか。暖房のない体育館で体力のない人から次々と倒れていく現実。多くの市民が寒さや飢えに震え、がれきに埋もれる中で、市の幹部たちが再開発計画を立てていたことを後に知り、臓腑がねじれるような思いがしました。ゆめ風の活動に参加させていただいた原点です

今年は大阪で15年の集いをします。「15の年に思う…いろんな豊かさがあるんや!友よ、プラスとマイナスの支え合いで共に生きていこう!」と題して顔の見える規模で楽しい時を共有したいと考えています。この15年ゆめ風を支え続けてくださったみなさまに感謝の気持ちでいっぱいです

3月28日に名古屋で総会を開催します。全国のゆめ風ネットが集まり話し合います。

春がすぐそこに…。みなさまどうかお元気で(千)

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