ゆめ風基金

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ゆめごよみ風だより

No.462009年9月10日発行

【ゆめ風応援歌】物語 VOL.17

伝えたい 命をつなぐ言葉

十四年前の一月十七日、あの大きな揺れ。海を隔てた香川でも、生まれてはじめて体験するものでした。一緒に寝ていた猫がとびだしてしまい、私は恐怖で身動きもできませんでした。震源地近くの人々の恐怖がどれほどのものだったか、わたしには想像すらできません。

その後の報道は、辛く悲しいものばかり。自分に何ができるのだろうか?作業所のメンバーと語り合う事しかできなかったように記憶しています。

その後、大阪へ行ったときに「竹内さんこれ、名前書いて!」と河野さん。言われるままに名前を書き、その後から説明を・・。いつものおちゃらけの乗りでサインしたものが説明を聞くうちに、だんだんと「すごいことを考えてるんだ!」と心躍るのを覚えました。でも、私に何ができるんやろか?自分にできそうなことが見当たりません。それでも「なんかしたい!」私にできることを・・。そんな思いで「ゆめ風ネットかがわ」が生まれました。

先日テレビを見ていたら、現代アートにまったく縁のない、九十いくつのおばあちゃんが「私は何もわからんけど、言ってくれたらわかる。そしたらできることをする。みんなですれば楽しいでしょ」と言っていたのが印象的でした。たくさんの老人が集まって、地元の廃校を美術館としてよみがえらせるのです。そこに居る人々の表情が、とても生き生きとしていて、それは今の時代のリーダーの顔でした。それぞれができることを持ち寄ればなんだって可能になるんだよ、といっているような気がしました。

戦争の体験を語ってくれる人も少なくなり、今この年齢になって祖母たちがどのように命をつなぎ家族を守ったのか・・。もっともっと聞いておけばよかった。と今更ながらに後悔しています。

『伝えてください』を聞くたびに「伝える」事の大切さを感じます。悲しいとき、苦しいときに人々がどのように支えあったのか、我々人間にはどんな力があるのか、絶望を希望に変えることができるのはそこに支えあう人が居るからでしょう。もっともっと人は繋がらなくては・・。

永六輔さん、谷川俊太郎さん、小室等さん、私にとっては雲の上に居るような人たちが、雲の上からではなく、今ここに生きる人たちのすぐそばで支えてくれている。そんな応援歌を全ての人にプレゼントしてくださったのです。記憶があるから明日を描ける、そして夢を描き続けるために。さて、私にできることは・・?

竹内たけうち美幸みゆき
1955年香川生まれ。中学時代に読んだ本がきっかけで『福祉』に夢を求めて、障害者施設・作業所を転々とし、今年春からよろず相談所を開業。ゆめ風ネットかがわ代表。NPO法人Csクリエーション副理事長、香川県内中学校スクールソーシャルワーカー、精神保健福祉士。母の老後を「楽しみたい」と現在家族と別居中。趣味:花・野菜の栽培、太棹三味線、ぼろ布を再生させること。

事務所の窓から

ゆめ風ネットが頼もしい。地域に根ざして日々障害者市民活動を続けながら防災にとりくむ仲間からの発信は創意工夫にあふれています

9.24「ゆめ風であいましょう」お馴染み永さん、小室さんがおいでくださるほか、青森から伊奈かっぺいさん初登場!かっぺいさんならではのフレームで人間を暖かく激写!目から鱗が続々!ぜひおこしください

呼びかけ人「浪花の唄う巨人・パギやん」趙博さんが10月29日〜31日午後7時から大阪市北区のレインドッグスで声体文藝館(ピアノの生演奏に合わせて1人で演じる独自の表現世界)と銘うち「青春の門」「砂の器」「泥の河」を演じます。詳しくは公式サイト黄土(ファント)をご覧ください

来年はゆめ風誕生15年。会員のみなさまには長い間支え続けてくださり感謝の気持ちでいっぱいです。お気持ちに精一杯応えられるよう力を尽くします。

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