ゆめ風基金

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ゆめごよみ風だより

No.452009年5月21日発行

尾道においでください

松本孝信+吉田榮作
障害者自立生活センターおのみち

リクライニング式の車いすに乗った松本さん
松本さんには障害者運動の歴史がぎっしり詰まっている

私たち自立センターの防災に対する具体的なアクションは、ゆめ風の提言集をながめ攻めあぐねてましたが、第6第7回と続けて総会に参加して2度目で当たりくじをひいてしまった松本さんによってゆめ風第8回総会が運ばれたのがきっかけになりました。

毎年、行政交渉は障害者の生活保障にむけての攻防戦でしたが、昨年の交渉は尾道市の防災マップ作成というタイミングもあって防災をキーワードにした要援護者支援の状況を共働し考えていこうという歩みよった話し合いになりました。そこで「NPOゆめ風基金」を説明し、社会福祉協議会の赤い羽根共同募金より助成を受け学習会を行政とともに開くことになりました。尾道市危機管理室と社会福祉協議会と自立センターの3団体主催で3月24日(火)「災害から学ぶ要援護者支援のあり方」と題してゆめ風理事の八幡さんに来ていただき70名の地域の方々やボランティアと共に講演会とグループワークを行いました。

市内中心地は坂と石段と路地が多く、高齢者や障害者の1人暮らしも他の地域に比べ多く、建物も古い物が多く、橋やフェリー(船)に生活を依存している小さな島もかかえており、ひとたび災害が起これば被害が大きくなる地域であります。

わが町尾道の、要援護者支援の取り組みは、今年4月からリスト作成をはじめる程度でありますが、3月21日〜22日の第8回の総会の出来事に続いて3月24日の講演会を通して、聴覚障害者・視覚障害者の人々との連携もとれ防災をキーワードにした新たな動きが生まれそうです。

ぜひ産婆役をゆめ風基金の皆さんにお願いしたいと思っておりますので、今後共よろしくお願いします。

尾道言葉と優しい目が素敵な吉田さん

さて総会出席者の皆様方には会場と駅の送迎しかお手伝い出来なかった事を開催地として申し訳なく思っております。

気候の良い時もう一度おいでください。次のコースを準備いたしております。①島めぐり②ラーメンめぐり③坂・石段・路地めぐり④一人暮らしの障害者宅めぐり。どうぞ気軽にご連絡下さいご案内いたします。

ゆめ風に乗って、わたしスタイルで暮らしたい!

小林勝
障害者自立生活センターおのみち

当面のテーマは「夜更かし」です

生まれて17歳で頸髄損傷という障害を負い38年。自分の障害がどういうものかを情報として知るたびに自立への道が段々と遠のいていき、やがて外出すらしなくなり世の中に触れない生活が25年以上続きました。

このチャンスを逃すと二度と訪れないような自立へのチャンス、確かな手応えを感じながらも、積み上げてきた計画が1ヶ月延び、また1ヶ月…。と延びると気持ちまで不安に揺れ動いていきます。

ちょうどそのころ、ゆめ風基金の交流会に参加させて頂くことになり、ゆめ風の皆さんと初めて出会うことができました。

私にとって、そこに集まる一人ひとりのメンバーは、どことなく何かを成し遂げたかのような自信溢れる顔つきばかりの人たちのように見えます。その存在感に圧倒されるばかりの中で、僕はここの人たちの精神的強さや生きてゆく上での様々な知識や知恵を学び取って、その最後にでもいいから一緒の列に並びたい!そんな、あこがれのような想いが強く刺激される交流会でした。

部屋の外で、輪になってタバコを吸う場所でのざっくばらんな話も私にとって大きな収穫で、時間を忘れるひと時でしたが、吉田さんが「あさって、今度の月曜日からひとり暮らしを始めま~す!」と僕を紹介してくれたのも、皆さんに拍手で祝福してもらったのも本当にうれしくて、崖っぷちを飛び出して羽を動かしはじめたような想いがしました。

暮らし始めて早いもので1ヶ月あまり経ちます。最初は、どれだけ自分の羽根を動かせば飛んでいけるのか、どっちの方向に向かえばいいのか見当もつかず、同じところをくるくる回っているのが自分でもわかるのがとても悔しく、必要なことや介助してほしいことを伝えることの難しさを痛感しながら、それでも、今日は何食べようと考えながら、結局、相変わらず同じものを食べている。

ゆめ風に集まった人たちも、きっと昨日の残り物を食べるでしょ、変な思い込みと変な自信がつき始めて、自分スタイルで暮らせばいい。毎日風向きも違うしそれが面白いんじゃないの。しかし、ひとり暮らしの当面のテーマは「夜更かしがしたい」です。うわさでは私の生活は刑務所の暮らしのように管理され自由が無いそうです。実際そうなんですが、ゆめ風の皆様と再会するころには仮出所くらいにはなっていたいなぁ。

今度は自分が支える側になれるようにと心から願っています。

ゆめ風総会にはじめて参加して

(社福)AJU自立の家 わだちコンピュータハウス
防災企画グループ 菅沼良平

菅沼良平

AJU自立の家では、阪神大震災の際に被災した仲間たちを名古屋に受け入れて支援し、また2000年の東海豪雨災害ではAJUの仲間の多くが被災するなかで、救援活動を行いました。

それらの経験をもとに、被災した障害当事者へのヒアリング調査を実施した結果、災害時の避難所のあまりにも過酷な現状が浮き彫りになったのです。このことが災害時要援護者対策に多くの提言をしていくきっかけとなりました。

一昨年の能登地震や中越沖地震の際には、障害当事者団体としていち早く現地地入りし、要援護者を中心に救援物資などの緊急支援を行いました。さらには被災現場の様子を正確に伝えようと、愛知県内を中心とした自治体関係者、防災ボランティア、地元住民の方々を対象に、実際に要援護者救援に携わった方を講師として招いて災害時要援護者避難セミナーを数回開催しました。また、地域住民と共にDIG(図上訓練)やタウンウオッチング(街を障害者当事者の視点から点検)も行うなど「ユニバーサルな災害支援」をテーマに地域での具体的展開を模索しています。

今年は被災地サミットを計画しています。全国各地で被災した障害当事者に当時の被災状況や避難所生活の様子を報告してもらい、地域での災害時要援護者対策の進捗状況や、そこから見えてくる課題等を検証して地域の災害時要援護者対策に反映できればと考えています。

今回、ゆめ風基金総会に初めて【ゆめ風ネット】として参加しましたが、参加者の中に被災体験をした方もおられ貴重なお話を伺うことが出来ました。また支援いただいた「GIS(地理情報システム)を用いた災害時要援護者避難支援システム開発*」について、発表の機会を与えていただきました。

これからも障害当事者団体として、ゆめ風ネットワークの一員として自治体関係者、防災関係者、地域住民と一体となって防災の風土づくりに取り組んでいきます。

写真左から吉田さん、樋上さん、早川さん、日吉さん、津崎さん

去年、越谷ホールを満杯にした埼玉「わらじの会」からは、恐るべき勢いを維持したまま総勢5人の参加で、熱い東風が総会にもたらされたのだった。

夏には学校の体育館を借り切って、泊りの大避難体験大会を敢行とのこと。わらじはすごい。本当にすごい。東方の方、ぜひ参加してわらじの魅力にマイってください。

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