ゆめ風基金

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ゆめごよみ風だより

No.422008年9月5日発行

【ゆめ風応援歌】物語 VOL.13

私たちはここにいる

わらじの会は埼玉県の東武地区で一九七八年から「障害のある人もない人も、若い人もお年よりも子どもも、地域であたりまえに暮らす」と活動を続けている。今でこそいくつかの福祉の事業を行っているけれども、それでもやっぱり「地域で暮らしていく」ということを模索している。それは障害がある人だってない人だって同じこと。でも、いろんな暮らし方があるから、紆余曲折、右往左往したりけんかしたり笑ったり泣いたりして日々を過ごしている。

「ゆめ風基金」の総会に行ったお土産が小室等と山田太一のジョイント開催!とつぜんの夕立のように、ゆめ風コンサートが降ってきた。そんな感じ。

コンサートの目的を考える。そりゃあ「ゆめ風基金」を伝えていくことだろう、「忘れないで、あの神戸でのことを」。考えてみたら、「ゆめ風さいたま」・・と言われても、いまひとつわからなかった。土曜ワイドで永さんがゆめ風の話をしても、牧口さんがセミナーに来てくれてゆめ風の宣伝をしてくれても、なんとなく、私とは程遠いことのように感じてた。う〜ん!

コンサートの準備があわただしく始まったけれど、ゆめ風という言葉だけがついてまわるだけ「ゆめ風」の実感がわかない。そんな時、HPを見た。「ゆめ風の歌」があるではないですか・・・。しかも小室さんが歌っている。ならば、音を通して「ゆめ風」を染み透してみよう。理屈よりも体を動かしたほうが感じることができる!そんな人たちが多いわらじの会。

当日、小室さんとみんなで一緒に歌えたらいいんじゃないかしら?一つになれる?近づくことができる?音楽を流すことで、「ゆめ風」を体にイメージできる、たったそれだけ。

コンサートの準備でも体を張って進めていくわらじの会のメンバー。一軒一軒飛込みでポスター貼りのお願いをする。これは、毎年行っているバザーのやり方と同じ。「私たちはここにいる」と声をあげる。車椅子に乗って歩けばいやがおうでも目立ってしまう。ならばそれが「武器」。積極的に「どうぞ私を見てください!」と車椅子や体にポスターをくくりつける。当日は車椅子の後ろに看板を立て、自らが看板になる。大声を出してお客を誘う。「いらっしゃいませ。こちらです」と会場へ導く。本はいかがですか?CDはいかがですか?誰もが主催者。

ゆめ風最後のステージには、慣れた奴もいれば初めてあがった人もいる。それでも音楽に体をゆだねて一つになれたのは、みんな同じだったろう。

今井いまい和美かずみ
1959年生まれ。千葉県野田市在住。診療所職員であり、わらじの会へ派遣されている。高校卒業と同時にわらじの会の人々と出会う。介助も制度もなくバリアーだらけの中で、障害を持つ人と街に出る。「障害者」という窓から「社会」が見えた。いつまでたっても精神年齢は5歳のまま。未だにわからないことばかり・・。写真はわらじの仲間と浅草で写しました。

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