ゆめ風基金

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ゆめごよみ風だより

No.422008年9月5日発行

ゆめ風は希望の風となって

賀波沢夏江

ゆめ風の会員になって十年後、ゆめ風と地元のわらじの会が「ライブ in 越谷」をなさろうとは、年月って不思議な繋がりをプレゼントしてくれますね。実行委員長の樋上さんとは彼が幼い頃、私の勤めていた幼稚園で出会いました。笑顔の素敵なお母さんが寄り添っていました。大役を果した彼に亡きお母さんも大きな拍手を贈られたことでしょう。「髭をなんとかしなさい」って笑いながら。

そのステージの光を見つめているトゥントゥンさん。国際視覚障害者援護協会のミャンマーからの留学生です。彼とは一昨年の十月、ヤンゴンの盲学校に同協会の理事長、山口さんと迎えに行き出会いました。点字ブロックもなく車椅子も使えない雨が降ると川のようになってしまう道、厳しい様々な社会条件。しかし盲学校や障害者施設を訪ねたおり、多くの困難を抱えながら懸命に障害と向き合う方々と出会いました。皆さんご無事だろうか、水や食料を少しでも早く届けたい、東京で留学生達と街頭募金に立ちました。皆、時間をやりくりし疲れていたとき「ゆめごよみ風だより」が届いたのです。ドキドキしながら「事務所の窓から」を開きました。支援するとの文字。おもわず抱きしめてしまいました。ゆめ風基金を頂けるかもしれない、すぐに山口さんに知らせました。

ヤンゴンの友人ともようやくスカイプが繋がり「ゆめ風基金を頂けるかもしれないので頑張りましょう」と話しかけましたがすぐに返事がありません。胸がいっぱいだったようです。皆が困窮する中で障害者はどれほど救援を待ち望んでいたことでしょう。ヤンゴンの友人はまだ水が引かない中を自ら白杖をつきながら安否を尋ね、厳しい状況下、勇気をもって最善を尽くしてくれました。今回頂くことができた「ゆめ風の救援金」を届けるため、山口さんは白杖を手に一人で雨季真っ只中のヤンゴンに向かいました。その実情報告と留学生たちの体験発表会が九月七日開催されます。留学生と母国に戻ってからの将来の話をするときは、具体的なヒントになるよう、わらじの会の活動やゆめ風基金のことを伝えています。

人生の初秋を迎えた私も母の介護の日々ですが、過ぎ去ってきた年月の折々の出来事にも今日に繋がるための意味があり、自身の存在も、様々な出会いも、其の為であったのだと改めて思い知りました。「ゆめ風」を通して貴重な体験をさせて頂き、心から感謝しています。

2006年10月 ヤンゴン市内のエデンの建物の入口。左からアウンコーミントさん(ミャンマー盲人協会)、ネイリンソウさん(エデン障害児センター)、山口さん、賀波沢さん。

風は自由。「ゆめ風は希望の風」となってミャンマーに吹き渡って行きました。多くの被災障害者の方々に生きぬく命の糧を届け、立ち上がる勇気と希望をもたらしてくれました。ゆめ風基金があって本当によかった。ゆめ風の働きはなくてはならない大事な力です。

「ゆめ風」の全国の皆様ありがとうございました。

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