ゆめ風基金

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ゆめごよみ風だより

No.402008年2月28日発行

地域のうごき

要援護者支援ガイドブックができるまで川西市大和地区での試み

大和地区福祉委員 野中健一

川西市大和地区について

担架で人を運ぶ

昨年9月24日、消防署の協力を得て、防災訓練が行われました。約200名(障害者およびその家族の方も約10名)が参加して消火器の使い方、簡易担架の作り方を教わりました。

川西市は神戸市の北北東に位置し、東は大阪府北部に接し、西は阪神・淡路大震災が起こる2ヶ月程前に群発地震が発生していた猪名川町に接し、中央を猪名川が流れる南北に細長い市です。

大和地区は市の北部に位置し、40年程前に山地を開発してできた新興住宅地です。現在、人口は約1万1千人で、住民の3人に一人は65歳以上の高齢者です。

障害者当事者の会「のじぎく牧の台」

川西市の地域福祉計画に基づき、大和地区でも福祉委員会を中心に地域の福祉関係団体代表で構成された「地域ネットワーク会議」が開催されてきました。平成18年度は子育て支援と障害者支援が重点課題となり、「のじぎく牧の台」が誕生しました。

あんしん手帳の作成

「のじぎく牧の台」では、地域の障害者を把握する意味から、要援護者支援のマニュアルづくりを始めました。まず初めに「高齢者・障害者の災害時の避難支援のポイント」(ぎょうせい発行)の本の中で鍵屋 一さん(板橋区板橋福祉事務所長)が「あんしん手帳」の提案をしておられましたので、電話でいろいろお聞きしました。その後、紹介していただいた団体に資料を送ったいただいたり、インターネットで調べた全国各自治体のマニュアルを参考にして、「あんしん手帳」の素案を作成し、「のじぎく牧の台」で1年に渡って検討してきました。

「あんしん手帳」の配布

当初は要援護者に配布する予定でしたが、検討を重ねるうちにこれは全住民にかかわることであるということから、全住民向けに構成をかえて、自治会、防災会の承認を得て、昨年12月に全世帯4600世帯に対し、民生児童委員、福祉委員が戸別に訪問して、「安否確認登録用紙」と共に、手渡しで配布されました。

今後の取り組み

防災パネル展

昨年10月市役所ロビーに市の防災・安全課が各地の要援護者支援の取り組みのパネルを展示しました。その中に大和地区で作成した災害時要援護者支援のためのマニュアル「あんしん手帳」のことが紹介されました。

今後は自治会、防災会が中心となり、市と連携して、災害時の連絡、安否確認、避難体制、避難所の運営などの検討を行っていきます。

自己紹介
私は24歳のときに労務災害で右手指3本を失った身体障害者です。実は私、結構いいかげんで、それでいて細かいとこもあったりして、そして気が弱くて、涙もろくて、ちょっぴり正義感のある腹の出ていない「オジン狸」なんです。日本たぬき学会会員としてたぬきグッズのコレクションをしています。

刈羽村 障害者作業所「夢工房」からのお便り2度の地震にも負けず、
夢工房は立ち上がります。

数人でトイレットペーパーを仕上げていく

被災地連携の新たな取り組みも。4年前の中越地震で被災した十日町あんしん製のトイレットペーパーを仕上げて販売することになりました

昨年七月十六日、中越沖地震に見舞われ、あちこち亀裂の入った建物の中、新たな年を迎えています。例年通り秋の収穫感謝祭を十一月十八日に行いました。チラシ作りから中越復興市民会議の協力を得て素敵なチラシを配布し、一五〇人くらいの来客がありました。朝から嵐のような雨風の中、刈羽村、柏崎市の障害者に理解のある方が集ってくださいました。子どもさん向けに輪投げ、ダーツなどのゲームコーナーやマジックショーや歌や踊りの催し物、食品バザーや農産物販売など多くの方々の協力を得て楽しみました。刈羽村長の挨拶をいただき、今後に向けて大きな足がかりを得ました。これからゆめ風基金はじめ多くの方々の募金や赤い羽根共同募金からの補助金で施設の再建を行う予定です。施設整備を図り、メンバーやボランティアの働く条件を整えて、自然に親しみ、心優しい作業所を育てていきたいと思います。

(夢工房世話人 池田幸子)

全国版でゆめ風の活動が紹介されました。

毎日新聞2008年1月23日

普段の街づくりで防災を

大阪市淀川区の市立美津島中学の1年生が昨年11月、障害者から日常生活について話を聞いた。生徒は、視覚と聴覚両方に障害のある人が手を触れ合って指の動きで会話する「指点字」にも挑戦。「同じ団地に視覚障害者がいる。困っていたら手助けしたい」と話した。

阪神大震災を機に結成されたNPO法人「ゆめ風基金」(東淀川区)が企画した防災講座の一コマだ。同法人は「障害者の視点からの防災」をテーマに活動しており、橘高千秋事務局長は「地域の障害者に目を向けてほしい。障害者は何もできない人ではなく、ちょっとした手助けで自立できる」と話す。子ども向けに。障害者との触れ合いに力を入れており、美津島中学の講座では生徒が障害者とゲームを楽しんだ。

被災障害者150人にアンケートしてまとめた防災提言集では「防災・減災は普段の街づくり」と強調する。行政にに避難所の改善を要望したり、民生委員を対象に講演会を開くなど、ハードとソフト面両面から「障害を越えた街づくり」を目指している。全国45ヵ所の障害者作業所とネットワークがあり、地域に密着した取り組みだけでなく、災害があれば資金的、精神的に互いにサポートする活動もしている。【花岡洋二】

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