ゆめ風基金

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ゆめごよみ風だより

No.402008年2月28日発行

命がけの避難訓練を楽しんだ!

おおさか行動する障害者応援センター 北口幸男

車いすの北口幸男

「地震です。避難してください」という放送があった瞬間、それまで、和やかに雑談していた生徒達の顔が一瞬引き締まった。避難訓練の本番である。教室での雑談中に試しに電動車いすを持ち上げたが、到底、中学二年六人ではその場で持ち上げるのが精一杯であった。そこで、私は打ち合わせ通り、階段のところまでは電動車いすで進み、中学二年の男子生徒、四人で担がれて、三階から一階に降ろされた。中学二年というのは第二成長期の最中。背丈が二十センチも異なる生徒もおり左右バランスを取りにくいのは明白。階段の踊り場ごとに四人の位置を換え、バランスを取ろうとしたものも、結局、一階に着くころにはお尻が階段の縁に二度三度不時着していた。途中からは、同班の女子生徒の手も借りてやっとこさ、私の体を浮かしていた状態であった。後で生徒たちに聞くと、人間の体ってこんなに重いという感想が多かった。今回の経験を生かせる時が来ないことを祈りつつ、もし来た時には、力強い彼らによって多くの仲間が救出されることを確信して、その場を離れた。

何も見えないし聞こえないけれど、逃げたい!

大阪盲ろう者友の会 桑村昌和

手話をする桑村昌和

皆さん今日は!!

厳しい寒さが続きますが お元気ですか?

去年開かれたプロジェクトには、大阪盲ろう者友の会より盲ろうの町田さんと大源さんが参加しました。今回二回目のプロジェクト「避難訓練」に、初めて参加させて頂きましたので感想を述べさせて頂きます!

まず、田中さん(盲ろう)、町田さん(盲ろう)と一緒に柴島中学校の玄関まで行き最初にスリッパを履くようにとの事、「なんで盲ろう者なのにスリッパ…?」と、思いながら歩きましたが、先生方と相談をし、結局は靴をはいたままでよいという事になりました。

教室に入ってからは、6グループに分かれ私は3班のグループになりました。

全体通訳者が居なくて困りましたが、偶然、私の地域の方が参加されており手話が出来ましたので通訳をお願いする事ができました。本当に有難うございました。

生徒達の紹介があり、コミュニケーションは手書きで交流が出来ました。

すると!スピーカーから避難訓練のアナウンスが流れ、生徒と一緒に非常階段を降りるのですが、その際、私の腕をつかみ必要以上に腕を上げるのでやりにくい部分もありましたが、階段を降りる間、きっと生徒はハラハラしながら降りてるんだろうなと感じていました。体育館まで避難し、全員揃っているのか点呼をし、その後、講師の指導のもと、心拍蘇生の方法を生徒達と一緒に経験しました。途中、お手洗いに行きくなり生徒が手引きにしてくれ丁寧に案内して頂きました。(ホッとしました!)

最後にまたグループで集まり障害者当事者から一人一人感想を発表しました!

私は避難訓練が始まってからハラハラ不安を持ちながら避難をしたわけですが、1番怖かったのは、階段を降りる時に生徒が二人ついて下さったのは良いのですが「階段です」「階段くだりです」などの合図、手書きでも良かったのですがそれがなかったのでこれは危険だな〜と感じました。

階段から降りられたときはホッとしたけどね。

本当に生徒達が頑張ってくれた事には凄く感動しました。

今回、私が白杖を持ちながら1歩1歩確認する方法に、生徒達が私のリズムに合わせてくれましたが、実際火事が起こったり地震が起こったら、まず命を守る為にパニックになるだろうと思いますね。

盲ろう者だから何も見えないし聞こえないですが、出来るだけ逃げたいです。

中学生の皆さん、これから身体障害者、そして困っている方々への支援活動が広がる事を私達は期待しております。何かあったら遠慮なく「勇気」を出して頑張って欲しいです。宜しくお願いします。

本当に有難うございました。

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