ゆめ風基金

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ゆめごよみ風だより

No.392007年11月26日発行

第2回いのちと防災を考えるゆめ風中学生プロジェクト

中学生もびっくりの企画で手ごたえあり!

今年度は、大阪市の美津島中学校と柴島中学校が応じてくださり、協働でプログラムを立案し、実現しました。

1日目〜全国を旅する重度障害者の生き方を描いた実話アニメ「風の旅人」(原作牧口一二)鑑賞と牧口さんの授業「障害者と災害」、2日目〜先生方による授業「災害のとき困る人はどんな人だろうか?」、3日目〜命を守る技術を学ぶ防災コース3講座、障害者コミュニケートコース4講座、4日目〜阪神大震災被災障害者、玉木幸則さん(西宮メインストリーム協会)のお話。

防災コースでは、昨年からお世話になっている日赤大阪府本部青少年活動課の瀬戸さん初め10人の心強いボランティアスタッフが講師を務めました。

障害者コースは、行動する障害者応援センターの佐々木さん(車いす障害者)ほか7人、盲ろう者の町田さん、大源さん(手と手とハウス)、視覚障害者山本美恵子さんと盲導犬ブライディのそうそうたる講師陣。

「『言語障害』者とどう話すか」「盲ろう者とどう話すか」は、障害者主導で実現した企画。「言語障害」者の授業は、3人の障害者が話す内容を、中学生がどれくらい理解できるかというもの。生徒たちはものすごく集中して聴いていました。盲ろう者のクラスでは、はじめは目を丸くして見つめていた生徒も、触手話や指点字でコミュニケートし合う様子をみて、実際にやってみる人も。「言語障害」者や盲ろう者と初めて出会った生徒たちがほとんどでしたが「困ったことがあれば手伝いたい」と話していました。

ゆめ風基金と障害者、日赤、先生方との連携で実現できた画期的な連続講座の収穫は大きいです。次の講座は来年2月大阪市立柴島中学校で開催されます。

「障害者らの手助けしたい」「淀川区の美津島中で防災講座」「要援護者への視点養う」
11月4日 毎日新聞朝刊

中学生プロジェクトレポート

NPO法人おおさか行動する障害者応援センター 福島義弘

学生たちが車いすの方を囲んで、話を聞く

中学生プロジェクト「いのちと防災を考える」の体験プログラムが、11月3日に美津島中学校で行われた。当日は、救急救命の体験と障害者とのふれあい体験を実施。総勢30名以上のスタッフと中学1年生約160名が取り組みを行った。

救急救命は日本赤十字が担当して行われ、障害者部門は盲ろう者との交流や風船バレーを通じての車いす障害者との交流、さらに言語障害者との交流ができるプログラムが組まれた。中学生には新鮮な出会いになったのではないだろうか。風船バレーというファクターを取り入れたり、ぼくたち応援センターとしても初の試みとなった言語障害者のトークは、障害者の話している言葉をどれだけ聞き取れるかという、企画サイドもわくわくできる内容となった。はたして中学生が障害者にどのような印象をいだいたのかぜひ感想を聞いてみたいところだ。

ともあれ、中学生たちに障害者を知ってもらい、災害時にはみんなの力が必要になるんだよというメッセージが伝わってくれていればうれしいのだが…。

いのちと防災を考える講座を振り返って

美津島中学校 大川弘明

大川弘明

6回にわたり「いのちと防災を考える」取り組みを、美津島中学校の1年生に向けて行ったわけですが、ゆめ風基金の協力があったから、このような取り組みでできたと感謝しております。今回の取り組みの中心は、11月3日におこなった、障がい者の方々に来ていただいてのふれあい講座、日本赤十字の方々によるいのちを助ける防災講座だったと思います。

特に障がい者とのふれあい講座では、牧口さんから、障がい者体験をしてみるとか、話を一方的に聞くということよりも、障がい者とまずはふれあってもらおう、そしてどうせやるなら、遊びという切り口でふれあうことで、様々な障がい者のことを知ってもらおうという提案がありました。このアプローチは教師の私達では思いつかないし、また遊びの形で踏み込んでしまっていいのかという戸惑いもありました。しかし障がい者の方々との打ち合わせの中で、快く引き受けていただき、凄く積極的に協力していただきました。

その中で私自身実感したのが、打ち合わせで話をしていく中で、自分も知らずのうちに、障がい者の方々に対して壁をつくっていたことに気づきました。何か構えていた部分があったのが、話をしていく中で無くなっていきました。また障がい者の方々が自分達のことを知って欲しい、理解して欲しいという気持ちの強さを感じ、これは何が何でもこの取り組みで生徒たちにこの思いを伝えたいな、と自分自身のこの取り組みをすすめていく原動力になりました。

取り組みを終えての生徒のアンケートでは、「楽しかった」、「勉強になった」、「色んな人の話が聞けて良かった」などの多数の意見から、生徒たちに障がい者の方の生活や防災について学び、知るいい機会になり、身近に感じることができたと思います。その上「もっと色々と知りたくなった」、「障がい者のことは関心がなかったがこれからは関心をもちたい」、「このような知識をもっていない人にアドバイスをしたい」など、より前向きな感想も多数あったので、今回の取り組みが打ち上げ花火のように、これで終わってしまうのではなく、2年3年と継続的に進め、より学習を深めていく必要があると実感しています。その時はまたお世話になるかもしれませんが、よろしくお願い致します。今回はありがとうございました。

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