ゆめ風基金

特定非営利活動法人 ゆめ風基金

〒533-0033
大阪市東淀川区東中島1-13-43-106

TEL:06-6324-7702
FAX:06-6321-5662

MAIL:info@yumekazek.com

障害者救援活動にご協力ください

障害者救援金
送り先
郵便振替口座
00980-7-40043
ゆめかぜ基金
その他の振込方法

ゆめごよみ風だより

No.202002年10月26日発行

第5回ゆめまつり風フェスタ in 神戸

永六輔さん 精力的に2会場で講演—被災障害者から力強い報告

今年は恒例の武庫の郷に加えホール「酒心館」で永六輔さんの講演、高石ともやさん、笑福亭伯鶴さん、清水哲さん、趙博さん、金君姫さんの歌と舞とトークの集いをしました。2会場ともたくさんの人出で、【ゆめ・風基金】の輪がじわーっと広がりました。みなさんのご協力に心から感謝します。

壇上に五人が勢揃い

この写真を見つめているとみなさんの笑い声が聞こえてくるようです。(左から牧口さん、永さん、伯鶴さん、清水哲さん、趙さん)

チマチョゴリに身を包み、両手を広げている

金君姫さんの「死者の霊を慰める舞い」(韓国古典舞謡)胸に響きました。

ギターの弾き語り

高石ともやさんの歌とお話、素敵でした。

被災地からのその後の報告

被災地障害者センター代表の福永年久さん

被災して大きな犠牲があった。震災でみんなが一時的に「障害者」になった非常時こそ障害者からの発信が大事だと思い、積極的に地域の避難所でお年よりの人を優先して炊き出しを続けた。行政の仕打ちの冷たさを思い知り、住民同士の支えあいをコーディネートしていく役割を引き受けようと思った。何よりネットワークの大切さを改めて痛感した。地域のつながり、全国に発信してつながっていくこと。それを今、被災地障害者センターの活動の中で実践している。

「障害者情報誌トゥモロー」の吉良和人さん

吉良和人さん

地震のとき自分の被害が少なかったので、僕にできることはないかと考え安否確認にとり組んだ。震災でこれまでの「まちづくり」がいかに障害者を排除していたかを痛感、共に生きる街づくりを提言していく必要性を感じて障害者発の情報誌を発行している。

「阪神障害者解放センター」の秋田美恵子さん

震災後で辛いこと、哀しいこと、ひどいことをいっぱい体験した。大変なときは誰しも周りが見えなくなることを知った。【ゆめ・風基金】が資金的に応援してくれたり、元気の出る催しを何度も開いてくれたことで頑張ろうとする気持ちと勇気が湧いてきた。ありがとう。

福島の集中豪雨で孤立した障害者の救援活動や避難所開設などで活動した「ハートネットふくしま」の吉田公男さん

普段から障害者の自立生活運動にかかわっていたので、災害のとき障害者に何が必要なのかを考えることができた。障害者の避難所がまったくなかったので、学校を借りて自分たちで作った。普段のネットワークが大事だと痛感した。みなさんも身のまわりに気をつけて「災害が起きたとき障害者や高齢者は・・」と考えてみてください。

名古屋の集中豪雨で水没し壊滅的な被害を受けた重複障害者作業所「友の家」の戸水純江さん

扉の奥に車いすの人が見える
修復して再開した友の家

自分の身に災害が降りかかってはじめて、その恐ろしさを思い知った。こつこつと作り上げてきた障害者の大切な場所が災害で使えなくなり、再建しようにも余りにも被害が大きく途方にくれていたところに、それまで全く知らなかった【ゆめ・風基金】からの多額の支援金は本当に嬉しかった。おまけにそれがきっかけか、市からも復興助成が出ることになって再建にはずみがついた。この体験から市内の災害ボランティアネットワークともつながりができ、今、障害者の防災対策について一緒に考えていく場をもっている。

鳥取地震で半壊の被害を受けたおしどり作業所、グループホーム「かがみやま荘」の?田君義さん

記念撮影

鷹取教会(長田区)の前で。前列左が羅さん、前列右が?田さん、後列左が吉田さん。

地震は大変だったけれど、こうしてみんなと知り合えて嬉しい。僕たちなりにがんばります。みんなに声をかけてもらうのが一番うれしい。

台湾被災障害者調査を共にした羅世玲さん

台湾地震の翌日に【ゆめ・風基金】から連絡を受け、他国の障害者にまで関心をもつ人がいることに心動かされた。台湾の障害者は日本の障害者との交流で刺激を受けた。地震は多くの爪あとを残したが市民どうしの多くのつながりができたことに感謝したい。

被災地NGO恊働センターの細川裕子さん

トルコ地震から【ゆめ・風基金】との協力関係を築いてきた。トルコ、インドと続き今、アフガニスタンで【ゆめ・風基金】の委託を受けて被災障害者の情報収集を行っているところだ。今後も連携していきたい。

有珠山噴火で被害を受けた「たつかーむ」からのメッセージ

作業所前でパチリ

たつかーむ高野律雄さん

障害者が人間らしく暮していくには地域の小さな拠点が必要で、そうした場所は災害にあうと大きな被害を受けてしまう。草の根の障害者活動にとって【ゆめ・風基金】はなくてはならないもの。

小室等さん 手づくりコンサート in 香川

【ゆめ・風ネット・香川】竹内美幸

「小室さん、語りかけるように」
毎日新聞記事から

私たちコスモスの家のメンバーだった小西正美さんが残してくれた家が「共同作業所リトルウエスト」として誕生したのは昨年の10月でした。小西さんは生前より「自宅を作業所にしたい」という夢を持ち、一人暮らしの彼を支えていた地域の人たちも「ぜひ彼の遺志をついで作業所にして欲しい」と裁判所に働きかけてくださいました。その小西さんのことや地域の人が応援してくださったことを私たちはより多くの人たちに知っていただきたいのと同時に、私たちの心に深く刻み込んでおきたくて、リトルウエストオープン記念として、小室等さんのコンサートを開催しました。

私が初めて小室さんとお会いしたのが3月9日、東京で開かれた『ゆめ・風で会いましょう』の会場でした。このイベントに感動した私は、その場の勢いで初対面の小室さんに「香川に来てください」と言っていたのです。そしてそんな私に小室さんは「いいですよ、行きますよ」と答えてくださいました。それからが大変です。イベントの企画など全くしたことのないわたしがこんな大それたことをやろうとしたのですから…。コンサートは3ヶ月後の6月9日です。一番慌てたのは【ゆめ・風】のスタッフだったのでしょう(それと私の周りのスタッフ)。そして普通じゃ考えられないほどのスピードで計画は進みました。この間とてもたくさんの方々のご協力をいただいたのは言うまでもありません。【ゆめ・風】のスタッフ、大阪の仲間たちが何度も香川に足を運んでくださいました。そして香川で仲良くしている作業所のスタッフや応援団の人たちに大変お世話になりました。私たちスタッフ、メンバーだけでは成功どころか開催さえ難しかったでしょう。

今回のことで私たちは作業所という狭い世界に留まらず、広く大勢の人たちとつながっていくことの大切さをよりいっそう感じました。そして【ゆめ・風十億円基金】は何も被災地の障害者のためだけのものではないと感じました。こんなに私たちの心に豊かなものを残してくれたのですから。

それにしても小室さん、いい人です。マネージャーの上田さん、すばらしく優しいいい人です。私はすっかりファンになってしまいました。またお会いしたいと思っています。会っていただけるかな…?

©ゆめ風基金