「グループワーク・賛否両論ゲーム」

賛否両論ゲーム

 ゆめ風基金では少しでも地域の方々が気軽に防災について学べるよう新たなグループワークの手法を模索しています。

 その一つが今回の「賛否両論ゲーム」です。
例えば以下のような設問があったとしましょう。

  あなたは車イス利用の障害者。一人暮らしをしている。自宅で一人でいるときに地震が発生。
ふだんは朝晩にヘルパーが来てくれる。 近所人が駆けつけてくれて一緒に地域の指定避難所へ行こうと声をかけてくれた。
自宅にいれば、トイレも安心だし、食べ物や水も少しはある。 避難所は行ったことがないので、トイレの心配もある。
  しかし自宅とどまっていてもヘルパーが来るかどうかはわからない。
避難所に行けば余計にヘルパー事業所が安否確認しにくくなると思い、近所の人の申し出を断って自宅にとどまることにした。

1グループ6〜8人程度として、初めにこの設問の考えに自分が一致すると思った人は賛成の札を、一致しないと思う人は反対の札を 一斉にに出します。
その後みんなで「なぜ賛成なのか、反対なのか」という意見をそれぞれ個別に話し合うというものです。

 賛否両論の言葉が示すように、どちらの意見が正しいというものではなく、様々な意見を出し合うことに意義があります。

(似たようなものに「クロスロード」という言葉がありますが、クロスロードは商標登録された商品名です)

設問事例

良い設問はあまり賛成か、反対かどちらかに意見が偏らない設問です。まだ私が作った設問は良いかどうかわかりません。 この事例を見て、私ならこう判断するとか、私はこんな設問を作ってみたという方はゆめ風基金(info@yumekazek.com)までご連絡くださ い。、